ペンテコステの日に

日本と世界の祝福を祈る会では、数週に渡って日本国家解放の祈りをとりなし、主イエスから非常に重要な祈りだと示されているため、ここ数日自分ひとりでも毎朝祈っていた。


6月6日の祈り会の日から「聖霊の満たし」を祈る必要を霊に感じ、この日から毎朝聖霊の臨在を求めて祈っている。

昨日、普段見ることのない家にあるキリスト教カレンダーにふと目をやると、2025年のペンテコステは6月8日と記されており、一連の祈りが御霊の促しだったと思い至った。

神の御座からの生ける泉の川で自分と自分の部屋を満たし、さらに聖霊のご臨在を求めて祈ると、瞬時に心が安らぐ大きな癒しの力が祈りの部屋と私の存在すべてを満たし、その中で天の御使いたちと共に日本のために祈った。

すると翌日、朝の目覚めと夢の境界線にいる時、国籍が分からない男性が光の中に現れて言った。

私は音(階)を司る者です。音階の調整師です。

さらに

私は電気の調整師です。


ビジョンは2回現れて、同様に語った。(鈍い人間の私が理解するよう、同じことを2回語って下さった)

この存在は天使でも悪魔でもない、初めての方で、すぐに「ストイケオン」という理解が与えられた。

日本国家解放の祈りの中に、ストイケオン(宇宙の諸霊・元素)の解放をとりなすパートがある。

連日、ストイケオンの解放と回復をとりなした結果、悪しき者たちから解放されたストイケオンが主イエスに贖われ、本来の姿を取り戻したため、目覚めのトランス状態に合わせて、挨拶に来てくれたのだ。

(ちなみにこの夢うつつの状態ートランスは最も神からのビジョンを受け取りやすい状態で、聖書では「使徒の働き」でペテロが天からの啓示を幻の中に見ている)

ストイケオンの現れは、正直うれしい訪問だった。

音を司ると伝えて下さったのは、言葉の持つ周波数を強めて御国の周波数へ最大限に変換する事が出来ますよと、私たちの祈り会の働きを助けると申し出てくれた事を示しているからだ。

στοιχείων (stoicheiōn) 元素

ストイケオンが出て来る新約聖書箇所は、コロサイ2章20節である。
各日本語聖書では、全く訳が違う。

ー新改訳(第3版)-
もしあなたがたが、キリストとともに死んで、この世の幼稚な教えから離れたのなら、どうして、まだこの世の生き方をしているかのように

新改訳は、もはや原文のギリシャ語(stoicheiōnw)を完全に無視した意訳のため、以下の訳を参考にしたい。


ー新共同訳ー
あなたがたは、キリストと共に死んで、世を支配する諸霊とは何の関係もないのなら、なぜ、まだ世に属しているかのように生き

ーフランシスコ会訳ー
あなた方はキリストとともに、宇宙の構成に携わる諸霊にとって死んだものとなったのに、なぜ、この世に結ばれて生きているかのように


ギリシャ語のストイケオンは元素という意味を持つことから、この中ではフランシスコ会訳が最もストイケオンの性質を理解した訳になっている。

英訳ではいつもは原語に忠実なKJVだが、今回は的外れな訳だったので、意外に良かったNIV訳をご紹介する。

ーNew International Versionー
Since you died with Christ to the elemental spiritual forces of this world, why, as though you still belonged to the world, do you submit to its rules:


宇宙、地球を構成する要素として、四大元素がある。

地(土)、水、火、風である。

この四大元素は神のご性質そのもので、たとえば主は火である事を示す聖句も数多くある。

「主が火の中にあって、山の上に降りて来られたからである。」出エジプト

「あなたの神、は焼き尽くす、ねたみの神である。」申命記

水については、当祈り会ではお馴染みの「生ける泉の水」である。

いのちの泉はあなたにあり、私たちは、あなたの光のうちに光を見るからです。」詩編36:9

「なぜなら、御座の正面におられる小羊が、彼らの牧者となり、いのちの水の泉に導いてくださるからです。」
黙示録7:17

「御使いはまた、私に水晶のように光るいのちの水の川を見せた。それは神と小羊との御座から出て」
黙示録22:1

風は神の息吹である。

「主は怒るのにおそく、力強い。主は決して罰せずにおくことはしない方。主の道はつむじ風とあらしの中にある。雲はその足でかき立てられる砂ほこり。」ナホム1:3

「神である主は、その大地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。」創世記2:7

『こう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。」』ヨハネ20:22

地に関する聖句は全地が主から出たものであるため、枚挙にいとまがないのであげないが、四大元素の源が創造主である事は上述までの聖句から明らかである。

元素を元に創られた天地・宇宙であるから、ストイケオンは神のご性質から出た器と呼ぶにふさわしい。

だが、ルシファーによる偽りに騙された被造物たちは数多く、天体の星々や自然界、地球そのものすら不正な状態に置かれている。ストイケオンも然りである。

地球規模、宇宙規模での悪しき者たちの暗躍は、大きな視点で言えば大患難後のイエスの再臨を阻む働き、あるいは神の軍団との戦いに備えた動きで、「偽りの父」と呼ばれるサタンはその巧みな話術で多くの被造物たちを懐柔し、不正な契約をして多くの乗っ取りを働いてきた経緯により、現在がある。

今回私たちのとりなしにより本来の神の働きに復活を果たしたストイケオンについては、私たちが祈る時、神の祭司としての任務を果たしていることを示す貴重な証しとなった。

さらにはイエスキリストに救われた者たちの第一義的な働きとして、アダムが果たすべき役割であった神の祭司として被造物たちの回復をとりなすことを、主が私たちに求めておられる事も同時に示している。

祭司の役割

イエスに救われた聖徒たちは、王族の子であり、神の祭司である。


この重大なアイデンティティに気づいていない信者は多い。

自己認識は聖徒の信仰人生に関わる大きな問題である。
ぜひ以下の聖句を聖霊に霊の目を開いてもらい、読んで欲しい。

あなたがたも生ける石として、霊の家に築き上げられなさい。そして、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる霊のいけにえをささげなさい。(Ⅰペテロ2:5)

しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。
(Ⅰペテロ2:9)

(※フランシスコ会訳では、「王の系統の祭司」と書かれており、聖徒たちが神の王族であることが強調された訳となっている)

私たちが信仰により、神の祭司として御前へ進み出てとりなすならば、祈りは天地宇宙を揺るがすものとなる。


(イエスは信じた。大きな罪は犯さずに、かろうじて日曜日教会に行き、何とか地獄行きは免れる)ー福音がそんな狭義のものなら信仰生活は惨めで、イエスの犠牲はあまりに過分である。

そうではない。
聖徒たちの受け継ぐ分は、神の栄光に富んだものだと主は仰せられている。

このエペソの聖句は、あなたが神の働きに熱い飢え渇きを持つ信仰者なら何度祈っても良いほど重要な聖句である。
ぜひ毎日の祈りに追加して祈りたい。

どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の源である御父が、あなたがたに知恵と啓示との霊を与え、神を深く知ることができるようにし、 心の目を開いてくださるように。

そして、神の招きによってどのような希望が与えられているか、聖なる者たちの受け継ぐものがどれほど豊かな栄光に輝いているか悟らせてくださるように。

また、わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように。

(エペソ1:17-19 新共同訳)