序文
足音が聞こえるほど艱難の迫った現在、偽りの霊が世界を覆い、聖書の真理から逸脱した教えや偽預言が蔓延している。
先日信仰の友人に自称預言者のブログを教えられたが、悪魔的内容に驚き、惑わされている読者がいるため、急遽この記事を作成するに至った。
私自身 預言活動をしている身であるため、偽りを看過出来ない。
今回の記事では、キリストを愛するみなさんに、偽教師、偽預言者の特徴をお伝えし、神の真理にとどまっていられるよう、また霊を見分ける力が増し加えられるよう願ってお届けする。参考にして頂ければ幸いだ。
神を名乗る悪魔の嘘
今回見た自称預言者は絶えず「神」が語ったとして記事を書いている。
が、彼が会話している相手は、まぎれもなく堕天使(悪魔)だ。
なぜそう言い切れるか。
彼は自分が病になった時、サタンが自分から出て行かず、何度も「サタンよ出ていけ」と祈ったと言う(憑依)
霊的攻撃を砕くためクリスチャンはそういう祈りをする事があり、必ずしも憑依とは言えないのでは?と思われるかもしれない。
だが今回の場合は違う。
病が良くならずにいると神と名乗る者に「犠牲」を捧げるようほのめかされさらに「動物に手を置いて追い出せ」と啓示され、あろうことか彼は自分になついている近所の犬に手を置いて、自分の病気を犬に移動させている。
そのせいで犬は病気になってしまい、もう彼に近寄らなくなった。
それによって治った彼は「可哀そうだが、人間優先だ」と書いている。
これは魔術・悪魔崇拝者のやる呪いの移動であり、黒魔術である。
聖なる神はこのような邪悪な行為を決して指示しない。
どう考えても、彼が対話している相手は悪魔である。
「しかし驚くには及びません。サタンさえ光の御使いに変装するのです。」Ⅱコリント11:14
思いの領域にとどまらず、憐れみの欠如した行動を実際にしてしまっていることに、この人の霊が闇に捉えられているのが分かる。
小動物を犠牲にする者は、やがて人間を犠牲にする事も厭わなくなる場合が多いため、危険な霊性と言わざる得ない。
害虫が進化?
さらに別な記事で彼は「神が害虫を置き、生物に苦しみを与えて神に叫ばせて、良いものに進化させている」と言う。
もはやニューエイジである。
あり得ない。完全に聖書の神とは別物だ。
神の聖なるご性質と創造の御業に目を留めると、害虫は罪の世界に生まれた悪霊的なものだと分かる。
またヒットラーを人々を苦しめるため神が置いたと言い、害虫とかヒットラーとか神のご性質に反逆するものばかり建て上げる啓示を受けている時点で相手が悪の存在だと、聖霊に支配されたキリスト者ならすぐ気づくのだが、彼は全く気づいていない。
確かに親の胎内に造られたのは神の業と言えるが、のちにヒットラーが悪魔と契約したのは彼自身の意思であり、ガス室での大量虐殺や人の皮を剥いでランプシェードを作る等の残虐な行為は悪魔の業だと、未信者でも分かる。
進化とか輪廻とかの混沌をキリスト信仰に混ぜ物したがるのは、大抵アジア的仏教密教的な霊を背景に持つケースが多い。
調べてみると、やはりこの人の出身は日本ではない。
なるほどなと腑に落ちた。
犬食文化の「かの国」なら、犬を犠牲にする事に抵抗が少ないのも頷ける。
とは言え、たとえ普段冷たい人間でも、自分になついている小動物に呪いを移すのは、よほど悪霊支配が強くないと出来ない。
屠畜あるいは牛や羊を生贄を捧げていた旧約時代の儀式と同様に考えていたとしても、聖書信仰から大きく外れている。
完全なるイエスの贖罪の意味
イエスが人類すべての罪の生贄となられた救いの御業により、もはや動物の生贄は意味をなさないし、そもそも憐れみ深い神は人間の贖罪の目的で動物を創られたわけではない。
あまりにも罪深い人間のため、罪のなだめ(あくまでなだめであり、イエスの生贄とは全く性質が違う)のため、罪の代償に必要な人の命をその都度取るわけにいかないので、人を愛する神はやむなく身代わりの生贄をゆるされたに過ぎない。
それゆえイエスの十字架のあがない以降、もはや動物に人の呪いを転嫁する犠牲は一切必要ないばかりか、神の御心ではない。
神は聖なるお方であり、憐れみ深い神だ。
「主はすべてのものにいつくしみ深く、そのあわれみは、造られたすべてのものの上にあります。」詩編145:9
この真理が自分の信仰の太い幹にしっかりと根を張って、揺るがないものになっていないと、サタンのささやきに耳を傾けて支配される結果となる。
恐らく彼はへりくだって聖霊に聞き従う信仰習慣を失い、代わりに簡単に、すぐ返事をしてくれる悪魔の嘘にあまりに長く耳を傾け過ぎた。
ーしかし主は言われる。
「悔い改めて真の神に立ち返らないと、御国に入る事は難しい。」
なぜなら彼は読者の質問に答える形で、堕天使から受けた毒を霊の弱い信者や求道者に与え続けているからだ。これは主の目に大変な問題行動である。
「また、わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、むしろ大きい石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがましです。」マルコ9:42
※ここからは、偽りの霊に支配された者を見抜くポイントを解説する。
1「預言」とされる内容のみで、聖句の引用がない
神が語ったと言う内容ばかりで聖句の引用がない場合、本当に聖書的か確認した方が良い。
神の預言には必ず聖句の引用がセットで示される。
それにより預言がイエスから来たものだと、主がお墨付きして下さるのだ。
また悪魔悪霊は聖書を嫌うので、彼らに支配された人も聖句を引用しなくなる傾向が高い。
2祈らない
神の霊に満たされた者は祈る。
祈り(の記載)がない、少ない場合も要注意だ。
神に偽装した堕天使に支配されると、聖書を読まなくなり、祈らなくなる。
これは相当な確率でそうなる。
「あなたは選ばれた預言者だから祈らなくても大丈夫」
「もう聖書を読む必要はない」
…などと悪魔に肉の高慢を満たされ、信じてしまっているケースが多い。
つまり霊が未熟な状態にされている(実年齢は関係ない)
本人が未熟なだけならまだしも、未熟な者がより未熟な人を指導していたら問題はさらに深刻だ。
「彼らのことは放っておきなさい。彼らは盲人を手引きする盲人です。もし、盲人が盲人を手引きするなら、ふたりとも穴に落ち込むのです。」
マタイ15:14
3イエスの御名を通した預言か
御名の権威をはっきりと明示しているかどうかも重要なポイントだ。
たんに「神」と言うだけなら、光の天使に偽装したサタンもよく使う。
もっとひどいケース
「聖母マリアの預言」「聖〇〇(←十二使徒や天使)の預言」
預言は真の神から来る御告げである。
人間も天使も、神ではない。
どんなに優れた人であっても神には全く及ばない。
マリアもペテロも神に用いられた、ただの人間である。
「それは、次のように書いてあるとおりです。『義人はいない。
ひとりもいない。』」ローマ3:10
4聖書的真理から逸脱した事を語る
これが最もやっかいで、ひと言で言えば「毒」である。
今回の例では「犠牲」「神は人(生き物)を苦しめて進化させる」など
惑わしを受ける(語る)人は、神の聖なるご性質(愛と義)を聖霊によって聖書から正しく学んでおらず、理解が十分でない。
5献金の強要 過剰な金銭を要求する
団体やグループの活動の中で発生する雑費を負担し合うといった常識的範囲ではなく、威圧的に「十一献金は神の御心だ」と強要して来るなら、距離を置いて見極めると良い。
未だにメガチャーチで行われている繁栄の神学を持ち出し「献金すればするほど何倍にもなってあなたに返って来る」などと、過剰な金銭の要求ばかりして来るなら、相手は詐欺師だと思っていい。速やかに彼らから離れることをお勧めする。
「金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました。」Ⅰテモテ6:10
逆にあなたが主に与えられた信仰により、あなた自身の真心から貧しい人に献金したり、宣教活動者に資金を工面したりする事は誰に咎められる事でもない。
6権威を悪用し、支配したがる
牧者や教師の権威を殊更に強調し、恐れによる支配を強め、信者の私生活を監視し、さらに性的関係を強要するなどはもってのほかである。
彼らは聖書の教えすら自らの保身に巧妙に利用し、相手の罪責感に付け入るなどして、信者を自分たちの欲望のために貪る、人の皮をかぶった悪魔だ。
絶対にそのような団体、人からは、今すぐ離れるべきだ。
ー示された御言葉ー
「死んだ者のために泣くな。
その死を悼むな。
引いていかれる者のために大いに泣け。
まことに、彼はもはや帰って、生まれた地を見ることはない。」エレミヤ22:10
祈り
愛する天のお父様、あなたは生きている者の神であられます。
すでに霊が死に引き渡されている者に惑わされている人々を
イエスの血潮で聖め、解放します。
日本に巣食う偽りの霊の働きをイエスキリストの御名の権威で砕きます。
聖霊が日本と世界を神の愛と真理で覆って下さい。
主の預言された分断を見ることがないよう、日本がすべての偶像を捨て去り
真の神に立ち返りますように。
日本人の捕囚の足かせを打ち砕き、主によって自分の足で立たせて下さい。
神の中の神、力強い主イエスキリストの御名によってお祈りします。
アーメン。