序文

最近、イルミナティ家系で解離性同一性障害になった人たちの解放の証しに触れ、私も虐待経験者なので自分自身に自ら解放セッションを行った。
救われた直後の相当早い時期に解放のミニストリーを受けているため、赦しや大きな霊的咎の聖めは済んでいたが、時折心に湧き上がる寂しさ・むなしさには癒されるべき領域があるのを感じていたからだ。
この記事では、その解放の記録とメソッドをご紹介する。

悪魔崇拝儀式殺人やレイプ暴行マインドコントロールプログラムの被害者は桁違いのトラウマであるため、人格が解離し多重人格化し記憶もなくすが、普通レベルのトラウマでも人格分離はなくても、魂が壊れ、自分を守るための分身が作られる。

分身を聖霊によって探り、イエスの血潮で癒し、壊れた魂の領域を回復し、健やかな状態に戻すことが今回の解放の目的となる。

極度のトラウマ体験を持つ方、一時的にでも過去に親や周囲から虐待・いじめ・裏切り行為を経験した方、人格が著しく傷ついた経験を持つ方の癒しと慰めに用いられることを願う。

魂の分身を探る

おそらくだが、虐待されていなくてもいじめや裏切りに遭ったきっかけで、誰でも守り人や分身が作られ、ほぼすべての人が何らかの魂の壊れた領域を持っていると思われる。
特に幼少期に虐待・事故・闘病・殺人・レイプ・暴行などの体験があれば、その衝撃の度合いにより魂が粉々に壊れ多重人格化したり、自分を守る分身が出来る可能性が高い。

※この解放のメソッドは、主イエス、聖霊、自分の霊と霊的会話をしながらのセッションとなるため、充分な霊的知識と信仰経験が必要となる。
救われたばかりの人で単独で行うのが難しい場合、熟練者のリードで行って欲しい。
神は霊であるため、神と会話するには天のポータルとつながり行う。
祈りによってすぐポータルが開かない人は、長時間の異言の祈りも有効だ。

異言の力で天は開く

「異言は使徒時代、宣教のために聖霊が外国語を話せるようにしたもので、外国語でないものは異言ではない」

このように教えている牧師や思い込んでいるクリスチャンが日本の教会世界には多く存在する。
真実はそうではない。
もっとよく目を開いて聖書を読んで欲しい。

異言を話す者は、人に話すのではなく、神に話すのです。というのは誰も聞いていないのに、自分の霊で奥義を話すからです。」Ⅰコリント14:2

人に話すための目的ではない言葉が存在すると、はっきりと書かれている。
間違いなく 宣教のためではない言語があると指し示しているではないか。

この際だから、はっきりさせておこう。
異言には大きく分けて2つの種類がある。
ひとつは、外国語
もうひとつは、天の御国の言葉だ。

外国語に関して言えば、現在の歴史の中に存在しない言語もあり得る。
なぜなら私たちの霊は、古代をはるかに超えてすべての霊的知識とつながることが可能だからだ。
それゆえ思いもかけない長い文章で、しかもどこの国の言葉でもない言語が私たちの舌に聖霊から与えられることもあり、実際に私自身経験している。

天国語に関しては、地上に存在しない言葉であるため、多くのクリスチャンが懐疑的になり、悪霊だと決めつけ異言の賜物を封印する教会まである始末だが、全くもって不信仰だと言わざるを得ない。

ある牧師は「ダダダダ…とか言う言葉はあれ、異言でも何でもないからね」と嘲笑して語っていた。
なぜそう言い切れるのか。

40日断食の時、私も極めてシンプルな繰り返しの言葉が何度も口から出た時、主にこの異言の意味ー解き明かしを求めた。
すると速やかに主イエス自らが答えを下さった。

「求めよ。そうすれば与えられる。」

ハレルヤ!
私の霊は喜び、以来ずっと解き明かし付きのこの異言を祈り続けている。

異言は聖霊からのギフトであり、天の御国につながる霊的ポータルを開く鍵なのだ。
これほど大きな祝福を封印することこそ、悪魔的仕業であり、神の羊たちの信仰の道をふさぐ大きな石臼である。

「しかし、わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、大きい石臼を首にかけられて、湖の深みでおぼれ死んだほうがましです。」マタイ18:6

大事なことなのでもう一度言う。
異言には、今あなたがいる場所と天の御国をつなげる力がある。

神と会話しながら祈る

祈りや異言によって天の御国が自分とつながったなら、主に自分の中にいる分身を示してもらう。
私は先週からこのセッションを行い、毎朝目覚めると聖霊に解放すべき領域を示された。
初日、静かに「聖霊が私の中の分身を教えて下さい。」と主に祈ると、即座に御声が聞こえた。
「計算」と。

「計算」と名乗る分身

「計算」という名前の魂の分身には、同情を禁じ得ない。

私は産まれて間もなく両親が離婚し、祖母に育てられたが、祖母が足を悪くした時、再婚先の父の家に同居することになった。
それは小学低学年からの数年間で、その間私は実の父から虐待を受けた。

若い頃から美声で声量があった父は、当時ののど自慢大会を何度も優勝し、レコードデビューもしていたクラブ歌手だった。

その父が毎朝、近所中に響き渡るほどの大声で私を怒鳴りつける。

「〇〇ー!」(←私の名前)を呼び、「はい!」とすぐに返事をして、3つ数えるうちに父の下へはせ参じなければ、180cm以上ある少年時代相撲部屋にもいたことのある外国人並みの大きなガタイの大きな手で叩かれ、部屋の反対側の壁まで体が吹っ飛ぶほど投げつけられるのだ。

さらに「いいか、俺の顔をよく見ろ、俺の機嫌が悪くならないように、俺の表情を見て言う事を聞け。」と事あるごとに言い含められ、暴力が怖かった私は軍隊式に「はい!」と言って従うしかなかった。

その恐ろしい父が毎日、箱から果物を持って来るよう命じる。

「ミカン3個とりんご2個持ってこい!」

魔王のような表情で怒鳴る父に怯え、果物箱がある食堂に着くわずか数秒の間に、恐怖で毎回ミカンとりんご何個ずつか分からなくなった。
今回分かった新事実は、私の主人格は父が何個と言ったか毎回恐怖で分からなくなり、一時的記憶喪失を起こしていたという点だ。

我を失った瞬間私の主人格は眠らされ(記憶喪失)、別人格「計算」が表に出て私を守ってくれていた。
この魂の別人格「計算」は父の言葉を覚えていてくれて、主人格に代わり、正確な個数の果物を父に届けていたのだ。
なぜ正確だったと分かるかと言うと、毎回一度も間違っていると怒られなかったからだ。

なんと健気な「計算」よ…。

私はこの魂の守り人である「計算」をイエスの生ける泉の川で癒し、豊かに祝福の油を注ぎ、矢面に立って私を守ってくれた感謝と愛を伝え、任務から解放した。

(今度はあなたがゆっくり私の中で眠る番だよ…)

私は涙ながら祈りこの分身をイエスに抱きしめて頂き、私の魂に統合した。

隠れていた悪しき者

この1週間、毎朝目覚めてすぐ聖霊から霊的ビジョンを与えられ、壊れた魂の領域にある者を啓示された。
その中でひとつ、邪悪な霊の存在が見つかったのでお話する。

人によっては、過去に犯した罪や家系の罪などに起因した敵が、潜在意識や霊的領域に隠れていることがある。
悪魔が傷ついた魂の欠片を支配し共存した混合霊である場合「サタンよ出て行け」などの単純な祈りでは解放は難しい。
まず束縛を切り離し、人間の部分にはイエスの救いと癒しをもたらし、人間でない部分は聖霊に正体を暴いてもらい、その名をはっきりと宣言して断ち切る。

トートという悪霊

薄皮をはがすように、毎日少しずつ解放する中で、この日目覚めた時、強く黒い存在が浮びあがって来た。
聖霊に「正体を教えて下さい」と聞くと「トートだ」と御声は言われた。

これは悪名高きMKウルトラや、モントークの洗脳プラグラムを行う組織が崇めている古代エジプトの悪霊だ。
なぜそのような外国の悪霊が…と不思議に思うかも知れない。
救われる前の占星術やタロットをしていた罪から入り込み、長年隠れていたのだという理解が与えられている。
すぐさま断ち切り、彼のいた領域をイエスの血潮で覆った。

私は未信者時代のある時、支払いに困り、必要なお金が用意されるよう神に祈ったことがある。
イエスのことを知らない時だったため、漠然と「どの神」という対象もなく祈ったその夜、夢を見た。
エジプトのピラミッドの中で、エジプト人らしき者が金(ゴールド)を用意している夢で、朝目覚めにエジプト特有のアイラインが濃い片目が三角の中にあるのを見た。
不思議に思ったが、霊感によりお金が入って来る予知夢だと理解した。
するとその日のうちに知人から電話があり、まとまった金額のお金が振り込まれたのである。

この悪霊が世の金銭を支配しているのは有名で、米国貨幣にその姿を見る。

むろん神からの物ではない富など呪いでしかないので、邪悪な者から来た富やあらゆる物はイエスの御名によって断ち切り返還した。
我らの神イエスは万物を治めるお方で、私たちに最良の物を下さるので何も心配する必要はないのである。

また、私は主からの御声を聞いている途中で突然会話が途切れる事があり、それはこの悪霊の仕業だったことも分かった。

最後の大掃除

こうした解放が1週間続いた晩、イエスと聖霊の啓示を受け取る事に相当な霊的集中力を使ったため、神経が消耗して疲れパタッと床に転がりそのまま眠りに落ちてしまった。
短い眠りだったが夢を見て、私の霊的領域の中にまだ残っている他の問題を主が処理された内容に思える。
夢の最後に私はある紳士と街を親しく連れ添って歩いており、その紳士が「もう一旦帰らないといけない」と言うので名残惜しく思っているところで目が覚めた。

主は私を眠らせ、今回のセッションの仕上げにイエスご自身が来て下さり、解放後の修復と回復、大掃除をして帰られたのだ。

祈り
「愛する天のお父様、あなたの御子イエスキリストの御名を賛美します。
神の言葉は生きていて、力があり、人の手の届かない奥深くまで刺し通し、私の霊も魂も体も聖化して下さり感謝します。
暗闇の支配者から私を救い出し、神の光の子どもとされたあなたの御業は、どんな世にある宗教にも偶像にも成し得ない、唯一の救いです。
キリストは、私たちをすべての不法から贖い出し、良いわざに熱心な選びの民をご自分のものとしてきよめるため、私たちの罪の贖いのためにご自身を犠牲として献げられました。
完全な愛の力であるイエスの十字架の血潮で、今苦しみに打ちひしがれる魂たちを覆い、おひとりおひとりの癒しをイエスキリストの御名によりお祈りします。アーメン。」

以上が、今回の解放の証しとなります。

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